また解説しない漫画だよ
いよいよアプリがリリースされた“超建国ストラテジックファンタジー”「クリスタル オブ リユニオン」。『マンガでわかるクリユニ』に付随する形でスタートした、『マフィア梶田の“クリユニ”建国虎の巻』では、新作タイトルの炎上回避に定評のあるライター・マフィア梶田がゲームの基礎知識や魅力を詳しく紹介していく。
……え? そもそも解説マンガなのに、さらに解説記事が必要なのかって? うむ、もっともな疑問である。まずは、現在配信されているマンガを一通り読んでみてほしい。システムについてほとんど解説していないどころか、オリキャラが濃すぎて世界観を侵食している。なんだよ、トラック野郎とアイドルと猫が王様って。 いや、これはこれでマンガとしては間違いなく面白いのだが、「ゲームシステムまるわかり!」というキャッチコピーは明らかに大嘘であり、タイトル詐欺以外のなにものでもないので、急遽この解説記事を付け足すことにしたというわけだ。……この流れ、なんかデジャヴなんじゃが?
まぁ、それはそれとして。第1回では、これからゲームをプレイするみんなのために『クリユニ』がどのような作品なのか、どこが面白いのか? あらためて簡単に紹介しよう。 “超建国ストラテジックファンタジー”という、ちょっと属性盛りすぎなジャンルから何となく作品の雰囲気を予想できた鋭い読者も多いと思うが、本作はまさしくファンタジー世界での「建国」を軸にしたストラテジーゲームだ。「クリスタル オブ リユニオン」という“王の証”たる指輪を手にしたプレイヤーは王となり、内政で国を繁栄させ、武力で世界に覇を唱えていくことになる。そう、決してトラック野郎やアイドルや猫を主人公とした作品ではないのだ。
ストラテジータイプのゲームは昨今のスマホアプリ業界におけるメインストリームとも言えるので、ここでの詳細な説明は割愛するが、あまりよく知らないという人には、まぁ『クラ●シュ・オ●・ク●ン』みたいなものを想像してもらえれば分かりやすいだろう。プレイヤー自身の采配で施設を発展させ、兵力を増強し、他国を攻める。ハマると簡単には抜け出せない、深淵な魅力を持つゲームジャンルだ。
そして、『クリユニ』の場合は、そこへさらにRPGのような“ストーリー性”を持たせているのが、一味違うポイントだ。王であるプレイヤーを補佐する、“英雄”たちと展開していく物語にも注目しよう。プレイヤーにとって最初のパートナーとなる英雄は、ゲーム開始時に「クローディア」、「ベオウルフ」、「ジャンヌダルク」、「クー・フーリン」、「ヘラクレス」、「平将門」の中からひとり選ぶことができる。各々、非常に個性的な人物なので自身とフィーリングの合う英雄を選択するといいだろう。ちなみに、筆者の個人的なオススメはベオウルフ(CV:杉田智和)だ。……理由は、あえて語るまい。
以上。初回ということで簡単な紹介に留まったが、今後は回を重ねるにつれてゲーム内容に踏み込んだ詳細な解説が増えていくはず。とりあえず次回は、国を発展させていくうえで欠かせないパートナーである英雄について、各々の特徴をもう少し詳しく紹介していこう。お楽しみに。