世の中やっぱり“顔”なのか?
“超建国ストラテジックファンタジー”『クリスタル オブ リユニオン』の魅力を分かりやすく噛み砕いてお届けする『マフィア梶田の“クリユニ”建国虎の巻』。今回は、プレイヤーのパートーナーとなる“英雄”について解説していこう。
前回の記事でも軽くお伝えしたが、本作ではゲーム開始時に「クローディア」、「ベオウルフ」、「ジャンヌダルク」、「クー・フーリン」、「ヘラクレス」、「平将門」の中から英雄をひとり選ぶことができる。『マンガでわかるクリユニ』において、アイドル王は清々しいまでに個人的嗜好を前面に押し出したチョイスをしているが……実のところ、ゲーム的にもコレで大正解だったりする。
▲英雄は神話や歴史上の人物をモチーフとしているようだが、性格や容姿に関しては本作独自の解釈が多く含まれている
なぜなら世の中やっぱりイケメンが有利……というわけではなく、本作における英雄はレベルやスキルツリーを共有しており、いわゆる「能力差」はほとんど存在しないのである。ゲーム中、英雄はいつでも切り替え可能で、英雄を変更したからといってレベルが低下したりスキルがリセットされるようなことは無い。つまり、「イケメンだから」「エロいから」という、第一印象で選んでしまってもまったく問題無いのだ。
一方で、スキルツリーを共有しているということは英雄によってビルドを変えるような遊び方はできないということ。どのような国政を目指していきたいのか、明確なビジョンを持ってスキルポイントを振っていかなければ後になって後悔することになるだろう。英雄の持つスキルは内政や戦争に影響する数値の度合いが大きいため、「英雄のレベル=国力」と言っても過言ではないくらいダイレクトに関わってくると考えるべし。
▲スキルポイントの割り振りは、プレイヤー自身がなにを重視するかで変わってくる。リセットすることで振り直しも可能だが、少々高価なアイテムが必要になるので、重ねて言うが「よく考えて」成長させていこう
▲レベルアップも大事だが、英雄の強さは装備に依存するところが非常に大きい。魔獣討伐や戦争で活躍させたいのであれば、適切な装備を身に付けるようにしよう
ただし、唯一“親密度”だけは英雄ごとに固有のステータスとなっている点に注意。親密度はクエストの達成や魔獣の討伐、戦争で勝利するなど様々な方法で自国の発展に貢献すれば上昇していく。親密度がレベルアップすれば英雄をタッチした際に発するセリフが増えたり、その英雄にまつわるストーリーが解放されていくほか、各種能力の強化に繋がる「ヒーローアビリティ」を獲得できる。
▲英雄とのコミュニケーションも本作における楽しみのひとつ。時間帯によって話す内容が変わったりもするので、ちょくちょくタッチしにきてみよう
また、嬉しいオマケとして英雄のストーリーを見ると各種アイテムなどを得られることにも注目。貴重なシールドバリアなども含まれていて中々オイシイので、とりあえず親密度が上がりやすいレベル3〜4まで育ててストーリーを見たら、別の英雄に切り替えて再び親密度を3〜4まで上げ、さらに別の英雄に切り替える……というような育て方をするのもアリだ。
▲経験値や親密度はアイテムを使用することでも上昇するのだが、それに気付いていないプレイヤーが意外と多かったりする。経験値バーと親密度ゲージの脇にある「+」マークをタップすることで使用画面を開けるので、アイテムを入手したら忘れずに使っておこう
なお、解説できているかどうかはともかく、今回の『マンガでわかるクリユニ』は「王道はひとつではない! 王の数だけあっていい!!」という本作の真理を端的に表した名言を残している。徹底した侵略政策で覇王として君臨するも良し、無用な争いを避け、理想の平和国家を作り上げるも良し。なんならアイドル王のように、ただひたすら英雄とイチャイチャしたって文句を言われることは無いのだ。
以上、今回の解説を簡単にまとめると、英雄については「切り替えによるデメリットはほとんど無い」「経験値と同じくらい親密度も重要」「男の価値は顔で決まらない」ということを覚えておけば大体OKだ。次回、第3話『忠実なクローディアと猫の王』では、「建設と研究」について解説していこう。